県など3者協定締結 イノベーションセンター 『中日新聞』岐阜版2010年4月28日付

『中日新聞』岐阜版2010年4月28日付

県など3者協定締結 イノベーションセンター

県と岐阜大(岐阜市)、川崎重工業航空宇宙カンパニー(各務原市)は27日、航空機や自動車の部材などの新たな研究開発拠点「ぎふイノベーションセンター(仮称)」に、3者が中核として主体的な役割を担うことを示した基本協定を締結した。

同施設は産学官連携による県内のモノづくり発展のため、県が国の補助を受けて県機械材料研究所(関市)に新設する。炭素繊維複合素材(CFRP)といった軽量強化部材、医療機器、環境調和型セラミックスなどの共同研究を行うほか、人材育成を進め、最新機器を地域の企業や研究者にも開放していく。

締結式は県庁であり古田肇知事、岐阜大の森秀樹学長、同カンパニーの村山滋プレジデントが出席。森学長は「研究だけでなく社会や産業に役立つことを心掛ける」と抱負。村山氏は「民間機分野は成長産業でパイが大きくなる。新しい人が入るとおもしろいものができる」と展望した。

事業には3者のほか、研究機関、企業、経済団体などが賛同し、5月にも運営協議会を立ち上げ、2011年度の運営開始に向けて準備を進める。 (久下悠一郎)

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