宮崎大学教職員組合執行委員の橋本修輔です。（５月１６日から執行委員長）
去る、５月１６日に開催された教職員組合定期大会で採択された特別決議を
以下に発信します。
＊＊＊
特別決議
民営化に道を拓く、国立大学の「独立行政法人化」に最後まで反対しよう！
宮崎大学教職員組合第７１回定期大会に参加した我々は、３月２６日、文部科学
省調査検討会議がまとめた「最終報告」の「新しい国立大学法人像」は独立行政
法人通則法を前提とした独立行政法人化であり、これを絶対に認めることが出来
ないことを、また、４月１９日の国大協臨時総会が「最終報告」の容認を強行採
決したことに深い憤りを覚えることを、さらに、この「国立大学法人制度」は、
国立大学の民営化に道を拓き、我が国の高等教育の発展を阻害し、将来に禍根を
残すことになることを認識し、今後とも、国立大学の「独法化」には、最後まで
反対していくことを確認した。
我々は、現在、文部科学省が「国立大学法人法案」の作成準備に着手していると
いう重大な局面にあることを直視しつつ、国立大学に勤務する者の最低限の責務
として、全国の仲間との連帯を強化し、学生、国民を味方にし、独立行政法人通
則法に基づく「独立行政法人化」には、断固、反対する運動を続けていかなけれ
ばならない。
また、我々は、宮崎大学が、「学問の自由」と「大学の自治」を守り、発展さ
せ、高い自律性を有する「国民のための大学」を目指す立場から、大学が備える
べき普遍的な基本原理と大学が最低限、遵守しなければならない基本原則を明文
化した、いわば、宮崎大学の憲法に相当する「宮崎大学憲章」づくりの運動も追
求していかねばならない。
宮崎大学教職員組合は、今後とも、全学の先頭にたってこれらの運動を進めてい
くことを、ここに決議する。
２００２年５月１６日 宮崎大学教職員組合第７１回定期大会
＊＊＊＊＊
追記：組合では、全大教の「１００万人署名」を、宮大で５０００名を目標に取
組んでいます。昼休み、生協食堂前で、学生に署名を呼び掛けています。
現在、１５００名以上を集約しています。６月まで、続けます。