『北國新聞』2010年4月2日付

がん研究所、角間に完成 金大が移転、除幕式


金大角間キャンパスに移転した金大がん研究所の竣工(しゅんこう)記念除幕式は1日、同キャンパスで行われた。約70人が移転完了を祝い、がん克服に向けた研究の発展に期待を寄せた。

向田直史所長が「研究に新たな視点からのアプローチを取り入れ、成果を挙げるよう努力したい」とあいさつ。中村信一学長が祝辞を述べ、向田所長、金大理事らと研究所棟の看板を除幕した。

新がん研究所棟は、鉄筋コンクリート6階建てで、自然科学研究棟に隣接する。延べ床面積は5072平方メートルで、総工費は約11億円。最上階には実験動物研究施設角間分室を配置した。

同研究所は移転に合わせ、2大部門2センター体制から、がん幹細胞研究、がん微小環境研究、がん分子標的探索、がん分子標的医療開発の4プログラム体制に改組した。