《市場化テスト導入阻止情報》No.8=2010年4月2日

国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局

拡がる公契約法制定の運動:官製ワーキングプアをつくる市場化テストに対抗


市場化テストの狙いは公的サービスを解体して市場原理に委ね、徹底した人件費削減を図ることです。このため市場化テスト法成立以来、官製ワーキングプアと呼ばれる低賃金の非正規雇用者が公共サービス部門に急速に増大しています。これに対して既に世界で58カ国で実施されている公契約法・条例(公共工事における賃金等確保法・条例)制定の運動が拡がっており、2009年9月には野田市で公契約条例が制定されています。公契約法・条例は市場化テストそのものを止めさせるものではありませんが、低賃金化を規制し、市場化テストの拡大と暴走を抑制します。私達は、市場化テストが大学に導入されなければいいというような見地ではなく、公的サービスを解体し労働者を低賃金と無権利状況に陥れる市場化テストを規制し、最終的には廃止させるために、共同行動を強めなければなりません。

公契約法については、インターネット上で様々な情報を入手できますが、とりあえず以下のサイトを紹介しておきます

http://web01.cpi-media.co.jp/zenhoumu/gyousei/kiji/090301.htm
http://www.zenkensoren.org/news/02jorei/jorei03.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-25/2010032501_04_1.html
http://homepage1.nifty.com/kensetu-union/koukeiyakuhou/koukeiyakuhou.htm