『読売新聞』山口版2010年3月30日付

県立大予算20億6172万円、前年度比460万円減


山口市の県立大(江里健輔学長)は29日、2010年度当初予算を発表した。規模は20億6172万円で、文科省補助事業が今年度で終了したことなどから前年度当初に比べて約460万円(0・2%)減った。

支出は、人件費が教員の減少などで3・7%減。新規事業は〈1〉学術交流協定を結ぶラップランド大(フィンランド)などとの共同研究に372万円〈2〉優秀な学生18人に支給する奨学金制度に180万円〈3〉山口国体出場予定者支援のトレーニング施設整備等に800万円――など。

江里学長は記者会見で「法人化5年目となり、4年間の自己評価をする年度。中長期視点で大学改革や教育研究活動の新たな展開、学生支援の充実などに重点配分した」と述べた。