『日刊工業新聞』2010年3月16日付

九大、航空技術連携講座を設置−JAXA3研究者招く


【福岡】九州大学は4月から大学院に航空技術連携講座を設置する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究開発本部から、航空技術分野の3研究者を客員教授・准教授として招き、成長する同分野の研究成果創出と人材育成を目指す。

講座は工学研究院航空宇宙工学部門と工学府航空宇宙工学専攻に設置。期間は5年間。飛行システム・風洞試験・複合材構造の3技術分野で、大学院生の指導やJAXAでの大型試験設備を使った実習を行う。また、集中講義形式の特別講義には同大OBの若田光一宇宙飛行士も参加予定。

招聘(しょうへい)するのは柳原正明飛行技術研究センター長、伊藤健風洞技術開発センター研究領域リーダ、武田真一複合材グループ研究員の3氏。

同講座は九大とJAXAが2009年8月に協定締結した連携協力の一環。