『中国新聞』2010年3月12日付

学生プラザで就職支援 広大


広島大は11日、学生の交流スペースや就職支援窓口などを集約する「学生プラザ」を4月6日、東広島市のキャンパスに開設する、と発表した。浅原利正学長が定例記者会見で明らかにした。

キャンパスの中心部に建設し、鉄筋4階、延べ3200平方メートル。1階は全スペースを学生交流の場とし、机やいすを置く。2階には就職支援のキャリアセンターを大学会館から移設。3階以上は保健管理センターや副学長室などに充てる。総事業費は約6億円。

「施設運営に学生も積極参加してほしい」(浅原学長)との考えで、交流スペースの相談員に学生をアルバイト雇用する。学生のキャリア教育や経済支援などを目的に4月導入する「フェニックス・アシスタント制度」の一環で、学生プラザのほかにも、学内の清掃や機械整備などで有償雇用を想定している。