『東京新聞』群馬版2010年3月6日付

群馬大 原子力機構と連携 研究、人材交流促進で協定


群馬大は五日、日本原子力研究開発機構(原子力機構)と、工学・医学系分野を中心とした研究や人材交流などに関する連携協定を締結した。両者は既に、同大に建設された重粒子線がん治療施設の基礎部分の研究などで協力関係を深めている。

協定では、「共同研究の推進」「技術交流を含む研究者の相互交流」「人材育成の推進」「研究施設の相互利用」−などで連携した活動を行うとしている。締結式では、群馬大の高田邦昭学長と、原子力機構の岡崎俊雄理事長が協定書に署名した。

同大は「医療技術の進歩などにつながる研究成果につなげたい。最先端の原子力研究を授業に活用することも学生にとってプラスになる」としている。 (中根政人)