『愛媛新聞』2010年3月4日付

愛媛大医学部 内子町が寄付講座開設


内子町は3日、2010年度一般会計当初予算案に、愛媛大医学部に寄付講座を開設するための寄付金2300万円を計上したことを明らかにした。研究のため同学部から内科医が済生会小田診療所に派遣されることになり、同診療所で診療も行う。

同町によると、講座は地域生活習慣病・内分泌学で、5年間設置。小田診療所をサブセンターとして同学部から週4回、複数の内科医が交代で派遣される。研究のほか診療支援も行うため、常勤医が1人となっている診療所の体制強化にもつながるという。

稲本隆寿町長は「小田地区は人口3千人を抱えており、複数の医師で診察できる体制ができることはありがたい」としている。