『中日新聞』石川版2010年2月24日付

中国との学術連携強化 北陸先端大 交流フォーラム始まる


北陸先端科学技術大学院大(能美市)と中国の四大学、一研究機関による学術交流フォーラムが二十三日から二日間の日程で、石川ハイテク交流センターで始まった。大学の国際化と研究者間の連携を強化するのが狙い。

北陸先端大と学術交流協定を結ぶ北京大、天津大、西安電子科学技術大、中国科学院音響学研究所のほか、西北工業大から計約二十人の教授、准教授らが参加した。

北陸先端大の教授らとともに、次世代の通信システムや音声認識科学など、情報分野を中心に計二十八の研究テーマについて成果を発表し、実用化などに向けた将来の可能性を探った。

天津大・計算機科学技術学院委員長で、北陸先端大情報科学研究科の党建武教授は「フォーラムを通じて共通の興味が見つかれば、次のステップにもつながる」と目を細めた。 

(田嶋豊)