共同通信配信記事 2010年2月26日付

私大補助金3217億円 09年度、3年連続の減少


日本私立学校振興・共済事業団は26日、私立の大学や短大、高等専門学校(高専)に交付した2009年度の経常費補助金の総額が前年度比約31億円減の約3217億8200万円と発表した。補助金の前年度比1%減額を盛り込んだ政府の「骨太の方針」に基づき、3年連続で減少した。

交付の内訳は大学542校、短大332校、高専3校の計877校。1校当たりの平均交付額は大学約5億4720万円、短大が約7421万円、高専が約1億8700万円。学生1人当たりの平均交付額は大学が約16万円、短大約17万円、高専約28万円だった。

学校別では日本大の約107億2811万円が最も多く、次いで早稲田大が約91億9149万円、慶応大約87億415万円―の順。

募集停止や運営不適正などの理由で不交付になったのは計100校。補助金は学生の経済的負担の軽減などが目的で、教職員数や学生数などに応じて配分している。