『読売新聞』2010年2月5日付

教職大学院、全国24校中11校で定員割れ…文科省


文部科学省は5日、全国の教職大学院24校のうち11校で、2009年度の入学者が定員割れしたと発表した。うち6校は2年連続で、1、2年あわせた在学者数が収容定員の半分という大学院もあった。同省は近く、各校に改善を求める。

発表によると、定員割れだったのは、北海道教育大、群馬大、愛知教育大、兵庫教育大、鳴門教育大、福岡教育大、宮崎大の国立大7校と、聖徳大、帝京大、早稲田大、常葉学園大の私立大4校。

このうち北教大、愛教大、兵教大、鳴教大、早大、常葉大の6校は2年連続。常葉大は1、2年の収容定員計40人に対して在学者数は計20人と半分で、愛教大も100人の定員で56人しか在学していなかった。

定員割れが多い理由について、同省は「制度新設2年目でメリットが十分理解されていないため」としている。