『愛媛新聞』2010年1月13日付

愛媛大研究に国予算 10年度文科省内示


県は12日、2010年度政府予算案への反映を求め重要施策提案・要望に盛り込んだ愛媛大の2プロジェクトについて、文部科学省が「基礎・臨床融合による愛媛発先端プロテオ医学研究の展開」に対し、国立大学法人運営費交付金特別経費1億9862万円(要求額2億690万円)の配分を内示したと発表した。

同プロジェクトは、世界で初めて実用化に成功した無細胞タンパク質合成技術を活用する同大の「プロテオ医学研究センター」で、タンパク質の機能を解析。がんや高血圧・糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病、難治性疾患の早期発見や治療に必要な新指標(バイオマーカー)発見とワクチン開発に取り組み、治療法や予防法の研究を進める。