共同通信配信記事 2010年1月7日付

教員養成「6年制」論議へ 文科省、会議を設置


鈴木寛文部科学副大臣は7日の定例会見で、教員養成課程について、現行の四年制大学に大学院2年を加えた6年間に延長する制度改正を論議するため、有識者会議を近く省内に設置する考えを示した。

鈴木副大臣は新制度について「現行の教職大学院が中核になることは間違いない」と強調。「より良い教員を養成するにはどうすればいいか、養成を担う現場の方々とのコミュニケーションから始める」と述べ、学識経験者のほか、若い教員や教員養成課程に通う学生らからも広く意見を聴くとした。

民主党は昨年の衆院選のマニフェスト(政権公約)で「養成課程は6年制とし、養成と研修の充実を図る」と明記。教員養成制度の抜本的見直しに早急に取り組む姿勢を示していた。