『京都新聞』2009年12月9日付

京都市立芸大学長に西島氏を選出
来年4月1日から4年間


京都市立芸術大は8日、新しい学長に元学長で京大総長も務めた西島安則・京都市産業技術研究所長(83)を選んだと発表した。任期は来年4月1日から4年間。

潮江宏三学長の任期満了に伴う専任教員による学長選考選挙で西島氏が過半数を得て、同日の評議会で選んだ。

西島氏は京都大工学部卒。京大助教授、教授を経て、1985年から91年まで京大総長。98年から2004年まで2期、京都市立芸大学長を務めた。専門は高分子化学。

大学によると、学長選考規程で学長の任期は連続2期までと定められているが、間隔を開けての選任に関しては規定がなく、異例の「再登板」となった。

市は2012年度を目標に市立芸大を公立大学法人化する方針を掲げており、西島氏は市が設けた芸大の在り方を考える懇談会の委員を務めていた。