『読売新聞』2009年12月10日付

医療や福祉、環境など視野 名古屋市立大と愛知銀が連携協定


愛知銀行は9日、名古屋市立大学(名古屋市)と産学連携協力に関する協定を締結し、調印式を行った。取引先企業と大学の共同研究などを促すことで、企業の技術開発や新産業の開拓を支援する狙い。名市大は医学部や薬学部をもつことから、愛知銀は医療や福祉、環境などの分野での連携が進むことを期待している。

調印式では、愛知銀の幅健三頭取と名市大の西野仁雄理事長が協定の覚書にそれぞれ署名した。

愛知銀が大学との産学連携協定を結ぶのは名古屋大などに続いて4校目。名市大が愛知県を拠点とする地方銀行と協定を結ぶのは初めてだ。

愛知銀の幅頭取は、「産学連携の幅を一段と広げることで地元企業の支援を充実させたい」と話した。