『山陽新聞』2009年12月3日付 岡山総合医療センター設置で審議 岡山市の総合政策審議会 岡山市の総合政策審議会(会長・高橋香代岡山大大学院教育学研究科長)が2日、市役所内で開かれ、市と岡山大が新たな医療体制の構築に向けて設置を目指す岡山総合医療センター(仮称)について審議した。委員からは期待感を示す声や課題の指摘など活発な意見が出された。 市側が示した構想に、地域団体代表の2委員は「センターができれば安心との感想が市民に多い」「全面的に賛成」と賛同した。 他の委員からは課題をただす質問も多く、構想にある各病院のネットワーク化を困難視する意見に、市は「難しい挑戦だが基幹病院の医師は(多くが)岡山大出身なので可能性がある」と見通した。 さらに市は「将来的には各病院は得意分野に収れんするだろう。救急の軽症患者をセンターで受け入れれば、他病院の専門医は(重症患者に)力を入れられ、共存共栄になるのではないか」とした。 医師確保策への質問も複数あり、市は「岡山大で寄付講座を開いて救急医の研修を行う。救急を本格的にやりたいという後期研修医が来ると聞いている」と説明した。 |