『秋田魁新報』2009年11月26日付

横手に「教育特使」派遣へ 秋田大、教員の指導力向上狙う


秋田大(吉村昇学長)は25日、同大教育文化学部の教員を「横手分校教育特使」として横手市に派遣、小・中・高校の教員研修などを行うと発表した。教育研究の成果を生かして教員の指導力向上を図るのが目的。同大は今年8月、社会貢献の一環として横手分校を設置した。

同大によると、派遣されるのは5人程度。近日中に任命する。本格始動は来年度からだが、本年度中も学校からの要望に応じて試験的に派遣する。来年度からは、市教育委員会や学校と協議しながら、継続的に教員研修などを実施する。

教育特使に任命が決まっている教育文化学部の浦野弘教授は「これまでは学校や地域の教育委員会の要望に応じて教員が校内研修に派遣されることが多かったが、校内研修をどう行うべきかなどの課題に対し、知見に基づいて積極的に提案していきたい」と抱負を語った。