『しんぶん赤旗』2009年11月21日付

お金の心配なく学びたい
全学連 学費負担軽減など各党要請


全日本学生自治会総連合(全学連)は20日、学費の負担軽減と就職難の解決などを求めて各党の議員に要請しました。各地から69人が参加し、学費値下げや授業料免除の拡大、給付制の奨学金の創設や就職活動の早期化・長期化をあらためる実効性あるルールをつくることを求めました。

事前集会で小山農委員長は「新しい国会で誰もがお金の心配なく学べる社会を実現するための第一歩にしよう」とあいさつ。各地の参加者が発言し、大阪の1年生は「友人は奨学金が利用できずにアルバイトをしていたが後期分が払えず退学した」とのべました。

学費値下げを求める署名のとりくみが各地から報告されました。愛知の私立大学では昼休みにキャンパス内で宣伝して500人分を集めました。東京大学では1000人分を集め、自治会だけでなく地域の人も参加できる「学費駒場ネット」を結成。長野の信州大学では学園祭で宣伝をし、学費値下げへのメッセージを集めるなどして2日間で130人分を集めました。

日本共産党からは宮本岳志衆院議員が応対し、「力を合わせて頑張りましょう」とこたえました。

全学連は21日に全国学生交流会と都内各地で街頭署名宣伝を行います。