『岩手日報』2009年11月18日付

教育と研究交流促進へ 一関高専と山形大工学部協定


一関市の一関高専(丹野浩一校長)と山形大工学部(大場好弘学部長)は17日、教育と研究の交流を目的にした連携協定を結んだ。一関高専専攻科を修了した学生の山形大大学院進学に向けた支援や共同研究などを目指す。

締結式は一関高専で行われ、丹野校長と大場学部長が協定書に調印し、取り交わした。丹野校長は「しっかりした人間教育の在り方を示すスタート」、大場学部長は「交流を通しいいものを作っていきたい」とあいさつした。

一関高専の本科(5年制)卒業生は、山形大3年次に編入する学生が毎年数人いる。一方、大学卒業に相当する高専専攻科(2年制)修了から山形大大学院への進学は少ないという。

高専専攻科2年の希望者に、同大工学部での科目履修を無償で可能にするなどして進路の選択肢を広げる。一関高専が大学と連携協定を結ぶのは東北大大学院、岩手大に続き3校目。