『陸奥新報』2009年11月18日付

専門医養成ネット協定締結 弘大と大館総合病院


弘前大学大学院医学研究科(佐藤敬研究科長)、弘前大学医学部附属病院(花田勝美院長)、大館市立総合病院(舘岡博院長)は17日、医師不足解消と地域医療再生を目指す弘前大学専門医養成病院ネットワーク協定を締結した。

協定は弘前市立病院、西北中央病院に続き3例目。県外病院との締結は初めて。

協定では、医師免許取得3年目以降の医師を対象に専門研修、専門医養成につながる卒前・卒後教育などで連携、協力する。

協定締結式で佐藤科長は「明確にシステム化することで、専門医養成のあるべき姿を学生や若い医師にも知ってもらいたい」、花田院長は「専門医養成は地域医療の安定につながる」と話した。

舘岡院長は「地域循環型の医師確保対策面からも非常に有意義。医学研究、教育、医療の各分野で協力関係をさらに深め、成果に期待したい」とした。