『読売新聞』埼玉版2009年11月13日付

埼大 さいしん 連携


埼玉縣信用金庫(熊谷市)と埼玉大学(さいたま市桜区)は、地域活性化を目的とした連携協定を締結した。協定は、「相互の資源活用」「人材育成」「産学連携」の3項目での協力を明記。具体的には、県内各地に展開する同信金が、取引先の優良な中小企業と埼玉大学を仲介、企業の技術開発などを支援し、地場産業の発展につなげる。

10日に埼玉大で行われた協定締結式では、同信金の安田裕信理事長と同大の上井喜彦学長が調印を交わした。上井学長は「大学創立60周年を機に、埼玉での存在感を高めるため、産学連携を強めている。協定は地域に大きな意味を持つので、末永く連携したい」とあいさつした。

同信金はすでに東洋大、埼玉工業大、日本工業大とも協定を締結。埼玉大も埼玉りそな銀行、武蔵野銀行と協定を結んでおり、県内外の企業との様々な共同研究を行っている。

埼玉縣信金と埼玉大は、協定締結後の第1弾の事業として、12月8日に「産学交流セミナー」をさいたま市内で行う。問い合わせは、同信金(048・526・1111)まで。