『毎日新聞』和歌山版2009年10月25日付

和歌山大・県教委:「地域との密着必要」 連携協10周年でフォーラム


和歌山大教育学部と県教委の連携協議会発足10周年フォーラムが24日、和歌山市のホテルで開かれた。県内の公立学校教職員らを中心に200人が参加し、「地域と密着し、連携することが必要」などと今後の教育の課題に耳を傾けた。

「地域の活性化と教育の充実をめざして〜大学・教育委員会・学校は何ができるか?」をテーマに放送大学学園の惣脇宏理事と和歌山大の山本健慈学長、山口裕市県教育長が討論。連絡協議会の成果について、惣脇理事は「大学は研究、県教委は施策、公立の小中高校は実践」と指南。山本学長は「大学というタレントを生かす県教委はプロデューサー」と述べ、山口県教育長が「今後も学校現場で連携の成果が広がるよう仕掛けを作っていきたい」と話した。【山本芳博】