『毎日新聞』山梨版2009年10月24日付

県公立大学法人評価委:県立大の中期目標素案を説明−−初会合


来年4月から公立大学法人に移行する県立大の中期目標を定めるため、「県公立大学法人評価委員会」の初会合が23日、甲府市飯田5の同大で行われ、中期目標の素案が委員に説明された。

同委員会は、大学の業務実績への評価や中期目標に意見を出すことが役割。この日、5人の委員が任命され、川村恒明・神奈川芸術文化財団理事長が委員長に選出された。

中期目標の素案は、大学や県の職員で構成する庁内検討委が作成。期間は来年4月からの6年間。基本目標として地域の課題に対応した研究、自主・自律的な運営の推進などを掲げている。また、就職率100%▽看護学部の半数以上が県内医療機関に就職▽地域貢献のため、地域や小中高との連携−−なども目標に示した。

中期目標は来年の6月県議会に提出される予定。【小林悠太】