『秋田魁新報』2009年10月7日付

秋田大、22億の入札保留 国の補正予算見直しで


秋田大は6日、国の補正予算執行見直しに伴い、国の補助を受けて実施予定の施設整備や設備導入25件の入札を見合わせていることを明らかにした。国の追加経済対策の一環として予算計上された事業で、同大が保留している事業費の総額は約22億3千万円。講義や研究などで使う実験・実習装置の整備などを進める計画だった。

同大財務課によると、補正予算一部執行停止の閣議決定を受け、先月中旬に文部科学省から手続きを一時留保するよう文書で要請があった。予定していた事業は計29件で、総額約22億9千万円。このうち、先月末までに契約済みの4件(計約6千万円)を除く事業の入札手続きを見合わせている。

同課は「近日中に国の結論が出ると聞いている。連絡を待って対応したい」としている。