『毎日新聞』宮崎版2009年10月7日付

宮崎大:学長就任あいさつ 学生の国際交流に力


今月1日付で宮崎大の学長に就任した菅沼龍夫氏(61)がこのほど、毎日新聞宮崎支局に就任のあいさつに訪れ、「学生や教員のかじ取り役として、責任の重さを実感しています」などと決意を語った。

菅沼学長は「漫然と4年間を過ごすのではなく、国外にも目を向けて幅広く学んでほしい」と、学生の国際交流に力を入れる方針を示した。8月に新型インフルエンザの致死率が季節性インフルエンザの約5倍に上ると推計したオランダ・ユトレヒト大の西浦博研究員(理論疫学)が、旧宮崎医科大学の卒業生だったことを挙げ「国際的な視野を持ち、さまざまな社会問題を自らの問題としてとらえて取り組む姿勢が求められる」と話した。

専門は解剖学。長野県出身。89年に宮崎大に赴任。休日は日南や北浦で趣味の海釣りを楽しむという。【川上珠実】