『毎日新聞』愛知版2009年10月1日付

愛教大:教育創造機構を設置 センター再編14部門で構成


◇相互連携強め活動拡充

愛知教育大は学内の教育や研究の各センターを連携させるため、統括組織の教育創造開発機構を1日付で発足させる。関連センターの再編と新設による5センター計14部門で構成し、学部や大学院と同じ位置づけにする。機構の設置は国立大学法人になって各大学が独自にできるようになった。愛教大では初めて。

機構を構成する5センターは、従来の3センターを二つに再編した「大学教育・教員養成開発センター」(教科教育研究、教育実習、FD・学習支援、教員免許更新支援、愛教大史資料の5部門)、「教育臨床総合センター」(教育臨床研究、発達支援研究の2部門)と、新設する「国際交流センター」(留学生支援、国際協力、協力校交流推進の3部門)、「地域連携センター」(地域連携、外国人児童生徒支援の2部門)、「科学・ものづくり教育推進センター」(理系機器共同利用、科学・ものづくり教育推進の2部門)。

機構長は松田正久学長が務め、各センターにセンター長を置く。教授や准教授などの教員は、5センター全体で専任10人と兼任10人の計20人。

30日に発足式があり、松田学長は「機構の設置で各センターの相互連携を強め、有機的な活動を拡充させる。特に地域連携や国際交流に期待し、本学の存在感を高めたい」とあいさつした。【安間教雄】