『西日本新聞』2009年10月3日付

「必要とされる大学に」 宮崎大 菅沼新学長が抱負


宮崎大学新学長の菅沼龍夫氏(61)が2日、宮崎市の同大で教職員を前に就任あいさつ。「農林・畜産・水産業での産学連携など、教育・研究の成果を地域に還元し、地域から必要とされる大学を目指す」と抱負を語った。

菅沼氏は医学部の教授(解剖学)で、1日付で学長に就任した。あいさつでは新政権についても触れ、「国の財政状況は厳しく、人件費が削減されて教員増が難しい状況。鳩山政権で見直される概算要求事項を注視したい」と述べた。

菅沼氏は1989年、同大と統合する前の宮崎医科大医学部教授となった。統合後の2007年からは副学長を務めていた。学長の任期は13年9月まで。