『読売新聞』2009年10月2日付

岡大病院に病児保育施設、子育て中の医師ら支援


子育て中の女性医師らをサポートするため、岡山市北区の岡山大病院内に1日、病児保育施設「ますかっと病児保育ルーム」が開所した。子どもの急な発病への対応に苦慮していた女性医師らからは「安心して仕事に打ち込める」と歓迎の声が上がった。

対象は同大学関係者の子どもで、生後6か月から小学3年までの定員4人。配膳(はいぜん)室を改装し、個室、シャワー室、トイレ、洗面所を設け、乳児用ベッドや簡易ベッド計4台を備えた。月〜金曜の午前8時〜午後5時半に開く。看護師、保育士各1人が常駐する。

同大学が女性医師397人に復職に必要な条件を尋ねたところ、43・1%が病児保育施設を挙げていた。開設準備を担当した片岡仁美講師は「大学には学内保育所や学童保育施設もあり、働きやすい環境がまた一つ整った」と話している。