『西日本新聞』2009年9月29日付

佐賀大の長谷川学長会見 在任6年間振り返る 「有明海総合プロジェクト」などで成果


9月末に退任する佐賀大学の長谷川照学長(70)は28日の定例会見で、在任6年間を「旧佐賀医大との統合と独立行政法人化を同時に行うのが難しかった。自分たちで大学をつくる意識でチャレンジした」と振り返った。

長谷川学長は、学部の垣根を越えた「有明海総合プロジェクト」などの成果を挙げる一方、「組織を変えるまでは及ばなかった」と反省した。10月1日に学長に就任する佛淵孝夫氏(57)へは「大学は若者だけのものではない。社会のための、社会の中の大学にしてほしい」と注文した。

長谷川氏は旧佐賀医科大学と統合した2003年10月に学長に就任。05年10月に再任された。