『下野新聞』2009年9月20日付

国際分野人材養成へ連携 宇大、作新大、白鴎大


海外進出企業や自治体、国際機関などで国際的な仕事に携わる人材を養成するため、宇都宮大と作新学院大、白鴎大は19日、「地域の大学連携による学生の国際キャリア開発プログラム」を実施すると発表した。

今後3年間で、国際分野での実務経験者による「国際キャリア開発教育」や「国際実務英語」、さらに企業などでの実習(インターンシップ)を含む6科目を開発。同時に春休みや夏休みに講座を開く。主に3大学の学生が対象で、100〜120人を想定。他大学や高校生も受講できるという。

国際医療福祉大、国際協力機構(JICA)、県経済同友会などの協力も得る。同日、宇都宮市内で会見した宇都宮大の進村武男学長は「各大学の特色を生かして進めたい。10年先を見越して取り組む事業になる」と述べた。

文部科学省の「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に選定され、2011年までの3年間、財政支援を受ける。