『岩手日報』2009年9月16日付

岩手大がエコ活動1位 温暖化対策を点数化


岩手大(藤井克己学長)は、エコ・リーグ(全国青年環境連盟)主催の「エコ大学ランキング」国公立大学部門で1位に輝いた。大学が実践する地球温暖化対策を点数化して表彰。環境に配慮した教育や社会貢献活動に力を入れる大学づくりが高い評価を受けた。

表彰式は15日、JICA地球ひろば(東京)で行われ、岩手大から大塚尚寛副学長(環境・情報統括管理担当)、環境マネジメント学生委員会の高橋幸(さち)委員長(人文社会科学部3年)が出席。小川拓哉実行委員長から賞状が贈られた。

ランキングは大学の地球温暖化対策の活発化を目的に初めて実施。二酸化炭素(CO2)排出状況や環境教育支援などについてアンケート調査し、有効回答のあった全国107大学を点数化。国公立、私立それぞれの1位を決めた。

岩手大は107大学中最も高い107点(125点満点)を獲得。▽CO2排出量の削減に関する取り組みと削減量▽環境マネジメント学生委員会の設置―などが認められた。

表彰式に出席した高橋委員長は「環境活動のネットワークを広げ、今後も充実した活動に取り組みたい」、大塚副学長は「環境配慮活動をより強化、充実させ、環境意識の高い人材育成に努めたい」と決意を新たにしている。