『毎日新聞』島根版2009年9月11日付

県立大:教育推進事業に今年度2件採択


県立大の本田雄一学長は10日、文部科学省が実施している大学改革のための財政支援制度「大学教育・学生支援推進事業」大学推進プログラム「テーマA」に、県立大の浜田・松江各キャンパスから、今年度新規事業として2件が採択されたと、発表した。

県立大浜田キャンパスの事業は「情報教育におけるステップ式学習プログラム−統計情報を活用した総合政策学習の基盤形式を求めて−」(プログラム責任者・藤原眞砂教授)。事業期間は09〜11年度。事業費は3584万円。文科系学生でも理解できるテキストや教育体系を構築して統計処理の高度な技法を習得させることが狙いという。

県立大短期大学部・松江キャンパスの事業は「おはなしレストラン、はじまるよ!〜読み聞かせによる人間力の育成〜」(プログラム責任者・岩田英作凖教授)。事業期間は浜田と同じ。事業費4989万円。

本田学長は「本学から、4件中2件が採択され、極めて高い水準の取り組み。うれしく思います。これからが勝負」と話していた。【大賀英作】