『読売新聞』2009年9月13日付

京都の3大学が共同研究に900万円


京都工芸繊維大と京都府立大(いずれも京都市左京区)、京都府立医科大(同市上京区)は、異なる分野の技術を持つ各大学の研究者が協力する三つの研究に対し、計900万円の拠出を決めた。期間は今年度末までで、300万円ずつ支給する。

異なる学部を持つ3大学は、近接する利点を生かして2006年に連携協定を結んで以来、一般教養科目の単位互換制度を導入するなどしており、研究面での協力を深めるため、3大学の教員に共同研究のテーマを募っていた。

選ばれたのは、がん細胞だけを狙い撃ちする化合物を製作し新しい抗がん剤の開発に結びつけるため、京都工芸繊維大と京都府立医科大の研究者が共同で行う研究など3件。

また、研究開始に向けた準備を進めている2グループに対しても、50万円ずつの支援を決定した。