『河北新報』2009年9月2日付

食料生命環境学科を新設 山形大、来年度


山形大は1日、来年度に農学部の生物生産、生物資源、生物環境の3学科を改組し、食料生命環境学科を新設すると発表した。

農学には農業だけでなく食料や生命、環境など幅広い分野が含まれる。改組は社会的なニーズに対応し、各分野の課題を解決する能力を持つ人材を育てるために行う。

食料生命環境学科に設けるコースは安全農産物生産学、食農環境マネジメント学、食品・応用生命科学、植物機能開発学、森林科学、水土環境科学の六つ。安全な農産物や食品に関した教育、環境問題に重点を置く。

入試は学部一括で実施。新入生は山形市の小白川キャンパスで基礎教育を受け、2年から専門コースに進む。安田弘法農学部長は「実験や実習を充実し、学生に総合的な判断力を身に付けさせたい」と話している。