『琉球新報』2009年9月6日付 琉大総利益、０８年度３５％減　退職金、診療経費が要因 琉球大学は２日、２００８年度の財務諸表を公表した。当期総利益は１０億１８００万円で前年度比３５％（５億４千万円）の減となった。このうち、大学の裁量で次年度以降に活用できる「教育・研究・診療積立金（目的積立金相当額）」は１億７千万円で前年度比５４％（２億円）減となった。 総利益減について大学は、「退職金など人件費と、付属病院の診療経費が増加したことが主な要因」と説明している。 総利益のうち、目的積立金相当額を除く８億４千万円は、国立大学法人会計基準に基づく資金的裏付けのない利益。 経常費用は前年度比４・２４％増の３１２億２千万円、経常収益は３２１億６千万円で前年度比２・６％増だった。 財務担当理事の親川兼勇副学長は「今後も大学全体で業務の健全化、効率化を進めたい」と語った。