『中国新聞』2009年8月27日付

山陰の大学教育の向上目指す


島根大と島根県立大が連携し、大学教育の質の保証と向上を目指す「山陰地区FD連絡協議会」の設立総会が26日、松江市であった。大学教育の情報交換や人材交流などを進めていく。

島根大の山本広基学長、県立大の本田雄一学長たちが出席。山本学長は「県内だけでなく鳥取の大学とも連携し、山陰の大学教育を向上させたい」。本田学長は「協議会を通じて、教員だけでなく、職員や学生の交流を密接にしていきたい」と述べた。

高等教育の質の保証と向上を意味するFDの課題として、教員相互の授業評価が浸透していない▽教育の業績評価が進んでいない▽非常勤講師への支援ができていない―などが挙がり、効果的な活動の必要性を確認した。今後は、FDの情報共有や研修プログラムの開発などに取り組む。