『南日本新聞』2009年8月24日付

「戦略的大学連携」初の合宿授業 鹿屋で100人受講


鹿児島県内の大学、短大など12校でつくる「戦略的大学連携支援事業推進会議」は22〜24日、初めての合同合宿授業を鹿屋市の国立大隅青少年自然の家で開いている。大学生など約100人が参加。23日は自治体や企業の専門家による講義があった。

同会議は文部科学省の補助を受け、共通の教育プログラム開発などに取り組んでいる。合宿授業はその一環で、学生は「持続可能な地域再生」など4テーマに分かれて受講し、単位を取得できる。

同日は専門家ら計11人が講演。鹿屋市串良町の柳谷集落の豊重哲郎公民館長(68)は、自主財源確保のための集落営農や、空き家を利用した芸術家移住などの活動を紹介した。

第一工業大学1年の本山涼太さん(19)は「いろいろな学生の意見や専門家の講義を聞けて勉強になる」と話した。25〜27日は11班に分かれ、柳谷集落など現地を訪問する。