『読売新聞』山口版2009年8月27日付

産学連携広く知って
山大、横浜の財団とフォーラム


山口大と横浜企業経営支援財団(横浜市)による「長州ファイブと横浜開港150周年記念フォーラム」が26日、宇部市内のホテルで開かれ、大学や行政関係者ら約400人が参加した。

同大は、県内企業の新事業創出や産学官連携に力を入れており、首都圏の企業などとの足がかりを得ようと昨年10月に同財団と産学連携協定を締結。連携を広く知ってもらう狙いでフォーラムを企画した。

同大の丸本卓哉学長が「財団との連携を深めて活動の幅を広げたい」、同財団の清水利光理事長は「定期的なテレビ会議などにも取り組みたい」とそれぞれあいさつ。開港して間もない横浜から伊藤博文ら長州の5人が英国に渡って学んだことにちなんで、2人が当時を思わせるシルクハットをかぶってステージで握手すると、大きな拍手が起きた。

宇部、横浜両市の企業関係者らによるパネルディスカッションのほか、5人を主人公にした映画「長州ファイブ」の五十嵐匠監督らの講演があった。