『産経新聞』関西版2009年8月7日付

池田銀と神戸大 産学連携協定締結


池田銀行は6日、神戸大学と産学連携の基本協定を締結したと発表した。池田銀の取引先企業のニーズと神戸大が持つ技術シーズ(種)をマッチングさせたり共同研究を推進したりするほか、池田銀はグループ企業とともに、神戸大関連のベンチャー企業などに投資や融資を行う。池田銀が大学と産学連携で手を組むのは同志社大などに続いて6校目。

今月中にも連携専用の総額1億円の投資ファンドを創設し、神戸大発のベンチャー企業や産学連携を行う企業を対象に投資を行う。連携協定の有効期間は来年3月末までで、その後は両者の合意に基づいて1年ごとに更新する。

関西ではこのほか、りそな銀行が産学官連携での実践的なノウハウ習得を目的に、立命館大学研究部理工リサーチオフィス(滋賀県草津市)に行員1人を7月から1年間出向させるなどしており、金融機関と大学の連携が拡大している。