『中国新聞』2009年7月15日付

3大学が医・工教育で連携へ


広島大、広島市立大、広島工業大は来年度から、医療、情報科学、工学の3分野にわたる知識と技術を身につけた人材の育成に向け、連携プログラムを開講する。学部と大学院を連結したカリキュラムで異分野にまたがる教育・研究を深めさせ、新たな医療機器やソフトウエアの開発にもつなげる。

各大学で20人程度の受講を想定する。双方向型の遠隔授業をはじめ、技術者を目指す学生向けの病院実習、地場の医療系企業へのインターンシップなどを組み込んだプログラムを用意。受講生に到達目標を設定させる指導法も取り入れる。

3大学によるプロジェクトとして、文部科学省が本年度公募した「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に選定された。3年間で約2億円が補助金として支給される見込み。