『読売新聞』大阪版2009年7月11日付

知事「府立大あり方」 私大学長と意見交換


府立大(堺市中区)のあり方について検討している橋下知事は10日、関西、近畿、大阪工業の府内私立3大学の学長らと意見を交わした。私立大側から「府立大の研究成果は高く、大学院がしっかりしている」と実績を評価する声が上がる一方、府から多額の補助金が支出されていることに「もっと(私立と)平等にするべきで競争性が必要」と見直しを求める意見も出された。

橋下知事は「府立大がやっている研究自体は不必要とは思ってないが、府立でやる意味はあるのか」と、年間約100億円の府立大への運営補助金を疑問視した上で大学の魅力や存在意義の発信が不十分との認識を示した。