『日本経済新聞』2009年6月20日付

大学・研究機関の特許注目度ランキング 大学の上位進出目立つ


特許分析会社のパテント・リザルト(東京・台東)は2009年3月末時点で、注目度の高い特許を保有する大学と研究機関のランキングをまとめた。毎年恒例の調査で、首位は昨年に続き産業技術総合研究所。今年は大学の上位進出が目立ち、4位の慶応義塾大をはじめ上位20位に7校が入った。実用化を念頭に置いた技術開発を進める大学が増えているようだ。

調査対象は今年3月末時点で、有効特許を1件以上持つ計339の大学と研究機関。特許件数だけでなく、第三者の閲覧回数や競合出願人による無効審判請求回数なども加味し、注目度を指数化してランキングした。