『読売新聞』宮崎版2009年6月13日付

宮崎大次期学長 菅沼氏を選出


宮崎大の学長選考会議が12日開かれ、次期学長に副学長の菅沼龍夫氏(61)を選出した。住吉昭信学長の任期満了(9月30日)に伴うもので、菅沼氏の任期は10月1日から4年間。

学長選考には菅沼氏のほか、理事の碇哲雄氏(59)と工学部名誉教授の平野公孝氏(65)の推薦届が出されていた。10日に教員、職員による意向投票があり、菅沼氏537票、碇氏127票、平野氏182票だった。この結果などを踏まえ、同会議が決めた。

会議後の記者会見で、菅沼氏は「大学のミッションは教育・人材育成、研究、社会貢献」と示したうえで、「学生、教職員が一体となり、それぞれの本分を遂行できる場を作り、地域と共に持続的に発展できるよう全力を尽くしたい」と、抱負を述べた。

菅沼氏は長野県出身。信州大大学院を修了後、鹿児島大医学部助教授、宮崎大医学部教授、同学部副学部長などを務めた。専門は解剖学。