『日本経済新聞』2009年6月16日付

多摩の中堅中小、3大学と連携 次世代エネルギー関連など開発


東京・多摩地区と神奈川県、埼玉県の中堅中小企業が首都大学東京などと環境技術で連携に乗り出す。温暖化ガスの排出が少ない次世代エネルギー関連の製品などを産学共同で開発する。まずは3年後に200件の開発着手を目標とし、将来の環境関連産業の集積地をめざす。

参加するのは、多摩地区と神奈川県、埼玉県の中堅中小企業約350社がメンバーの首都圏産業活性化協会(TAMA協会)と東京都、首都大学東京、電気通信大学、東京農工大学など。各大学の技術移転機関(TLO)と商工団体、金融機関も協力する。

TAMA協会などは「広域多摩イノベーション案件会議(仮称)」を設置し、環境分野での社会的ニーズや技術的課題などを情報交換。会員企業と3大学などが共同で技術開発に取り組む。