『読売新聞』2009年6月14日付

「ダメ教員」例をビデオに、山形大など4大学が制作


学生に不評な「ダメ教員」をなくそうと、山形大など4大学の教職員や学生がビデオ「あっとおどろく 大学教師NG集!」を制作した。山形大のホームページで近く公開する予定。

学生の声をもとに脚本化。同大学で撮影され、学生約40人が出演した。専門用語をまくしたてた後、ぼうぜんとする学生を「どうせ君たちにはわからない」と見下す教員、家族の自慢話で学生をしらけさせる教員……。12の寸劇が次々と展開される。

昨年4月に大学設置基準が改正され、授業の質の管理に組織的に取り組むことが大学に義務づけられた。山形大の小田隆治教授は「反面教師をあぶり出すことで何が望ましい姿かを考えてほしい」と話している。