『読売新聞』富山版2009年6月10日付

「3大学協開催協力を」氷見市長、富大に要請市民病院問題


氷見市の堂故茂市長は9日、5月上旬に富山大付属病院の遠藤俊郎院長を訪ね、金沢医科大氷見市民病院の医師確保に向け、金沢医科、金沢両大との「3大学間連携協議会」の開催に協力を要請していたことを明らかにした。

堂故市長によると、要請に遠藤院長は「医師不足に対して、お互いに協力してやっていかなければならない」と応じるなど前向きな姿勢を示したが、その場で具体的な開催時期は決まらなかったという。

協議会を巡っては、氷見市が十分な意見交換をしないまま同市民病院の公設民営化を進めているとして、富山大が2007年12月、協議会設立に向けた準備会を離脱。富山大は協議会参加の意思は示しているが、3大学の連携ができない状態が続いている。