『岐阜新聞』2009年6月2日付

岐阜大60周年で基金創設 財政基盤強化へ


岐阜市柳戸の岐阜大学は1日、国立大学として創設60周年を記念し、学生支援の充実などを目的とした「岐阜大学基金」を創設すると発表した。

大学運営は、国から交付される運営費交付金が年々削減されるという厳しい状況にある。基金は、卒業生や教職員、地元企業や地域住民から広く寄付を募り、財政基盤を強化するために設ける。

基金による事業展開として、優秀な学生や大学院生を対象にした奨学金制度を新設するほか、将来性が見込める若手研究者に対する教育研究活動や地域貢献活動、キャンパス環境整備などを支援していく。1日から受け付けを開始し、5年間で10億円を目標にしている。