『北海道新聞』2009年5月29日付

喜茂別町再生へ北大と連携協定


【喜茂別】今年二月に後志管内留寿都村との合併構想が破談した同管内喜茂別町が六月三日、北大公共政策大学院とまちづくりに関する連携協定を結ぶ。菅原章嗣町長が親交のあった同大学院の山崎幹根(みきね)教授(地方自治論)に協力を求めて実現した。期間は三年間。

喜茂別町は、本年度中に財政の見通しや、活性化策を盛り込んだまちづくり指針「自律プラン」をまとめる予定だ。山崎教授を作成委員会に招いて助言してもらう。同町と隣接している札幌市南区との連携、農産物などの地域資源の活用でアイデアを提案してもらうという。

このほか、町民や町職員を大学院に派遣し、研究者や学生とともに喜茂別町の現状や課題などを議論。一方、大学院側は学生を募って同町に出向き、町職員や町民への聞き取りなどフィールドワークを行う。