『下野新聞』2009年5月1日付

産学連携へ初会合、宇大コーディネーター会議


宇都宮大学地域共生研究開発センター(石井清センター長)は三十日、産学連携推進のための同大コーディネーター会議の初会合を同大で開き、今後、毎月一回の会合の中で、同センターからの情報提供や各コーディネーターの状況報告、事例の検討を行っていくことを確認した。

初会合には同大や商工会議所、県産業振興センター、足銀などから十五人が出席。石井センター長は「大学と中小企業の技術協力はまだまだ少ない。敷居が高かったり、企業に大学のことが知られていないことがある。産学連携し、地域と共生していきたい」とあいさつした。

同会議は、企業の技術開発などのニーズを掘り起こし、同大の研究(シーズ)と結び付け、産学連携によるビジネスの具体化に取り組む組織。本年度から日常業務で企業訪問をする足利銀行の行員らもコーディネーターに加えた。